今回の来日公演でレニングラード国立バレエと3演目を共演される予定ですが、とくに『ドン・キホーテ』は初めて踊られるんですね。どんな役作りをしていらっしゃいますか。
――いま毎日練習しています(笑)。手当たり次第パートナーを見つけて組んでもらっていますが、いないときは一人の部分を練習しています。幸いまだ時間があるので、踊ってはまた気分を入れ替えて作り直してみたり。デニス(マトヴィエンコ)は『ドン・キホーテ』のために生まれたみたいですね。100パーセント、バジルだと思います。でも僕とはまったく個性がちがう。僕がやったら正反対のバジルになるかもしれない(笑)。でもそれぞれちがうほうがおもしろいでしょう。
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