コラム

アナスタシア・コレゴワ インタビュー

日本に行くのが楽しみ!
オープニング公演『ドン・キホーテ』終演後

今回、『ドン・キホーテ』の主役として初めてレニングラード国立バレエと一緒に踊られた感想はいかがでしょうか。
――劇場が修理中だったこともあって、じつは練習時間はとても少なかったのですが、すぐに馴染んで、初めてのような気がしませんでした。ワガーノワ・バレエ・アカデミーでいっしょだった人もたくさんいるし、とても雰囲気があたたかいんです。マリインスキー劇場に入った最初の半年のほうが、ずっと緊張しましたね(笑)。ここの劇場の自由な雰囲気はとても気に入りました。

インタビューに答えるコレゴワ

あなたのいままでのキャリアを少し教えていただけますか。
――2000年にワガーノワ・バレエ・アカデミーを卒業して、コンスタンチン・タチキンのバレエ団に入りました。そこで『白鳥の湖』の主役、『眠れる森の美女』のリラの精、『くるみ割り人形』の雪の女王などを踊りました。一年半在籍したのですが、その期間にペルミのバレエ・コンクールやヴァルナのコンクールに出ました。ペルミではディプロムをもらっただけですが、ヴァルナではブロンズ・メダルを受賞しました。それからヴィリニュスのリトアニア国立バレエに勧誘されて入団し、多くのクラシックの主役を踊りました。そのあとフリーの期間を経て、昨年度からマリインスキー劇場で踊っています。マリインスキーでは『ジゼル』の主役とミルタ、『海賊』のメドーラとギュリナーラ、『ドン・キホーテ』のキトリ、森の女王、それからバランシンの『アポロ』などを踊りました。バレエ学校時代から教わっているクナコーワ先生に指導していただけるのが、とてもうれしいです。とても親しい関係になってしまって、私のことを叱れなくて困っているくらい(笑)。

コレゴワ写真

どんな作品をこれから踊っていきたいですか。
――いま『愛の伝説』のシリンを練習しているところなので、とても楽しみです。『バヤデルカ』も<影の王国>しか踊ったことがないので、ぜひ全幕を踊りたいと思っています。あとマクミランの作品が好きなのですが、マリインスキーでは『マノン』もいまは踊られていないので残念です。現代作品ではエイフマンや、それからフォーサイスにも挑戦したいですね。日本の印象ですか。舞踊学校時代に2度行ったことがあるんですよ。まだ小さかったので群舞でしたが、とてもすばらしい国でした。また行くことが出来るは本当にうれしいです。


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