コラム

イリーナ・コシェレワ インタビュー

「白鳥の湖」オデット/オディール、「眠りの森の美女」リラの精などを踊り、安定した実力と誠実な踊りで人気のコシェレワ。ルジマトフからの評価も高く、近年では「ライモンダ」「眠りの森の美女」などのグランド・バレエの主役に抜擢されました。夏の「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト」の公演でも「レ・シルフィード」「海賊」にキャスティングされている彼女に、公演に向けての抱負と近況を語ってもらいました。

イリーナ・コシェレワ

夏に来日するのはもう何回目ですか?
――7回目です。2000年より、冬の来日に加え夏の公演「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト」がスタートしました。初期からこの公演に参加しています。

バーレッスン

今回は「レ・シルフィード」や「海賊」、「ルースカヤ」に出演しますね。
――はい。「レ・シルフィード」では私の大好きなショパンの音楽が使われているので、毎回踊るのが楽しみです。「海賊」も好きな作品の一つです。「ルースカヤ」は初めて踊る演目です。

バレエ雑誌「クララ」インタビュー

最近は「ライモンダ」「眠りの森の美女」で主役デビューされたとか。
――2007年の4月に「ライモンダ」をミーシャ(シヴァコフ)と踊りました。たくさんのバリエーションを踊らなくてはならない大変な役。リハーサルを重ねましたね。 続いて「眠りの森の美女」を昨年の10月に踊りました。以前より、私がオーロラ役に似合っている、と言われていましたし、自分でもとても踊りたかった役なのでこちらも入念にリハーサルを積んで望みました。しかし、劇場の改装工事のため、思うように時間と場所がとれないなかでのリハーサルは大変でした。踊り終わった後も、まだまだ踊り込まないといけない、と思いました。

一つ一つの質問に丁寧に答えるコシェレワ
かわいらしい帽子がよく似合う

日本の観客の皆さんにメッセージを!
――是非、私たちの公演を見に来て下さい!日本と違って、ロシアの劇場では床がななめになっているんです。そのような床に慣れている私たちにとって踊りにくい時もありますが、日本で踊ることは毎回、素晴らしい体験なのです。いつも私たちを待っていて下さる、日本のあたたかいみなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

センスの良い着こなし
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